高校生のための春休み5週間プログラム「気候変動政策コンテスト」を実施しました!

高校生向け成長プログラムを開催!

2022年3月9日から、オンラインで高校生を対象に「気候変動政策コンテスト」を行いました。
本プログラムでは、5週間のなかでJICAの立場でインドの気候変動による被害を最小限に留める適応策をチームで立案し、専門家の前で発表してもらいました。

kashinokiでは、これからのデジタル社会で活躍するために重要な10の行動特性を「スターターシップ」と呼び、自分たちに必要なことを自分の頭で考え、人を巻き込み、実行する力と定義しています。本プログラムは上記の「スターターシップ」を実践してもらいたいと思い、企画いたしました。

参加者は高校1年生から3年生の6名で、国内外問わず多様な地域からの参加者が集まりました。講義やグループワークでは、積極的に質問や議論を交わしている姿が印象的で、毎回の授業があっという間に感じるほど濃い時間を過ごすことができました。

今回はスターターシップのなかでも特に、「問題解決能力」について学びました!
スキルワークショップで「問題解決のプロセス」について学び、プロジェクトワークで実践してもらいました。

スキルワークショップでは、どのように問題を特定し、構造化し、実践的な解決策を導いていくかという「問題解決のステップ」に関する講義を行いました。

その後、プロジェクトワークではチームごとに分かれ、インドの基本情報を基に気候変動による8つのリスクから「解決するべき問題の特定」をし、「課題の整理と特定」・「対策の整理と特定」・「具体策の検討」をしました。

また、プログラム内では、最終報告に向けて検討してきた課題と解決策について専門家にインタビューを行い、改善のためのフィードバックを受けました。

専門家インタビュー

さらに、スキルワークショップでは、人の心に火を付けるスピーチスキルやコミュニケーションスキルなど、プロジェクトや普段の生活のなかでも実践可能な役立つスキルも学びました。

全参加者が成長を感じることができたとコメント!

事後アンケートに記載された参加者の声(原文ママ)

  • また、知識面の成長も大きかったと感じています。気候変動対策に関する知識は勿論、対策を考える上での道筋の立て方、問題を考える上での物事同士の繫がりの持たせ方、などといった今まで知らなかった「考え方における知識」を沢山得ることができました。
  • 問題解決のプロセスは、自分の活動にも活かせると思いました!
  • 同年代とそのような話をする機会は新鮮だから
  • フィードバックを頂いて、それに対する実践をすることで、浅く広くより狭く深くの大切さを学び、深くした知識を以下にまとめるか、チームの意見の相互理解をすることに関して、精度が上がったと思います。

このプログラムを通して、参加者が自分の夢を実現させていくために役に立つ考え方やスキルを身に付ける機会にすることができたのではないかと思います!


今後も正解のない環境で自分の頭で考え、仲間と協力しながら答えを出す“リアル”なプロジェクト体験の機会を提供して参ります。

執筆者:千葉しずく